ドイツ語ツアーでアウシュビッツ見学
ドイツ語の公式ガイドツアーに参加するためアウシュビッツに向かった私。
「ツアー参加者以外は入場できない」と言う観光案内所の忠告に従ったのです。
まるで理解できないドイツ語です。やはり気乗りがしませんでした。(トホホ)
アウシュビッツ見学は迷うことはない
現地へはクラクフからバスで約1時間。
到着後、午前10時のツアー開始まで1時間近くあったのでぶらぶらしました。
公式サイト上は満員でしたが、英語のツアー客は受け付けていました。
当日券があるのでしょうか?
どうも仕組みが良く分かりません。
たぶん入場制限をしているのでしょう。
ドイツ語も含め公式ツアーはすべて午前10時開始でした。
「イングリッシュ!」「フレンチ!」
呼び声とともにツアー客がゲートに向かいます。
ドイツ語は最後でした。
私はツアー開始前に現地の係員に相談しました。
「ドイツ語は分からないけど、このツアーしか空きがなくて…」(トホホ)
係の女性は気の毒がってくれました。
「入っちゃえば、ツアーを離れてあなたの好きなところに行けば」
収容所の跡地の建物には番号が付けられています。
ツアーも基本的に番号通りに回るので、迷うことはないと言うのです。
アウシュビッツの日本語ガイド冊子を発見
ツアー開始前、入り口近くにある書店を訪ねました。
日本語のガイド冊子があったのです。
各施設の案内を日本語で説明しています。
最初はドイツ語のツアーに参加し入場。
しかし、ドイツ人の様子を見ても淡々とガイドの説明を聞いています。
つまらず離脱を考えていました。
ドイツ旅行なら、英語が上手なドイツ人たちはとても親切です。
場所が場所だけに気まずさもあったのでしょう。
ツアーでは男性ガイドを先頭に20人ぐらいで各施設を巡ります。
私は、日本語のガイドブックを読みながら同行しました。
ガイド役の男性に英語で質問すると、こう一蹴されたんです。
「ノー、イングリッシュ! これはドイツ語のツアー」(トホホ)
どの施設も残虐的な展示は少なく、説明をされなければ内容が分からない感じです。
「ここがガス室」。一度、意味を理解すると恐ろしさを感じます。
入場制限ないビルケナウ
午後のビルケナウ収容所のドイツ語ツアー参加は辞めました。
「せっかく来たんだ。しっかり自分の目で見よう」と考え直しました。
日本語のガイド冊子があったからでしょう。
ビルケナウ収容所はアウシュビッツからバスで十数分の距離。
シャトルバスが運行しています。
ビルケナウのほうが規模は相当大きいです。
アウシュビッツのようなゲートはなく、自由に出入り出来ます。
見学後、私はアウシュビッツは個人見学可能と思うようになりました。
気づくのが遅すぎました。(トホホ)
(「下」へ続く)
トホホの教訓
ドイツ語ツアーでも入場料と思えば… |
日本語ガイド冊子は購入すべき |
ビルケナウは入場制限はない |