便利さを追求し過ぎ⁉昇太秘密基地
BS朝日で放送されている「オトナの楽園 昇太秘密基地 」。
菜園、タケノコ堀、釣り…
野外生活を楽しむノウハウがぎっしりだ。
最新のアウトドア用品の進歩にも目を見張らせられる。
でも、何か物足りない。
なぜか‼
お金をかけ便利さを追求し過ぎているためだ。
「高級志向」が番組を安っぽくしている
番組のレギュラーは落語家の春風亭昇太。
彼が運営する昇太秘密基地は千葉県内にある。
よく行くホームセンターから推測すると、場所は富津から近い内陸地だろう。
2000坪の小高い山を丸ごと使っている。
25メートルプールで約20個分の広さ。
畑での「酒のつまみ」栽培、かまど作り、燻製やピザなどの料理体験…
毎回、多彩なゲストを迎え、「大人のアウトドア」を楽しんでいる。
その遊びの中味が、あまりいただけない。
名シェフは、さりげない材料でワンランク上の料理を作れる。
番組は「高級素材」ばかりを使っていているために、内容を安っぽくしている。
荒地の立地のワイルドさとかマッチしていない。
予算も技術も潤沢でガチ度が低い
この番組を見ていると何か物足りなさも…
よく地元のホームセンターに出掛ける。
そこには、野外生活に役立つさまざまな商品が並んでいる。
コンクリート、ブロック、レンガ、人工芝、ドラム缶…
かまどの仕切りに使えるマニアックな金属製グッズも。
自分の手でマイホームの建設を手掛ける人が出てくるのも頷ける。
昇太をサポートする人々はさまざまな特技の持ち主ばかり。
予算のことも気にしなくて良さそうだ。
さほど苦労しなくても、新しい設備がどんどん増えていく。
つまり、この番組はガチ度が低いのだ。
不自由さと創意工夫が感じられない
1点でもいいから、あまりお金をかけずに取り組めたら、もっと番組は興味深くなる。
お金さえかければいいモノはものは簡単に手に入る時代だ。
効率ばかりを追求してばかりいると、屋外で遊ぶ喜びは半減してしまう。
それが「大人のアウトドア」と言われてしまえば、それまでだが…
本来のアウトドアの魅力は、不便さを感じ、創造力をかきたてることだ。
電気もガスもない中、薪を集めてきて火をおこし、炊事をする。
不自由さと創意工夫があって、人は自然に回帰できるのだ。
そんな視点が昇太秘密基地には、ほとんどみられない。
自然の恵みを極力生かしてモノづくりをしようという発想に乏しい。
さまざまな技術にたけたサポーターをもっと有効活用すべきだ。
もう少し、サバイバル術を織り込んでもいいと願うのは私が貧乏くさいだけ…(トホホ)
まとめ
「昇太秘密基地」は何か物足りない |
便利を求めてお金をかけ過ぎている |
高級志向では、かえって内容が安っぽくなる |
創意工夫があまりなく、ガチ度が低い |
もう少し、サイバイバル的なテイストがあってもいい |