未現像のAPSフィルムを自宅で発見
皆さんは写真で使われた「APSフィルム」をご存じですか?
若い世代の方は知らないかもしれません。
約20年前まで販売されたフィルムです。
自宅を整理していると、一本の未現像のものが出てきました。
たぶん重要なものではないでしょうが、念のため現像に出しました。
果たして、2週間後に出来上がった写真は…
進化した写真システムが生んだAPSフィルム
APSとはAdvanced Photo System(アドバンストフォトシステム )の略。
日本語では「進化した写真システム」となります。
従来のフィルムを進化させようと各メーカーが協力して開発しました。
そのシステムを組み入れたものを「APSフィルム」と呼んだのです。
1996年4月から2012年3月ごろまで販売。
私も興味本位で格安の写真機を購入し使っていました。
従来の写真撮影では無理だった日付の設定やパノラマ撮影などができたんです。
おもしろいのがフィルムをカートリッジに内蔵したまま使う機能です。
従来のフィルムはネガフィルムを保管しなくてはいけませんでした。
一枚の紙に全写真を小さく焼き込んだベタ焼きの紙に写真番号がふられています。
焼き増ししたい場合は番号を写真店に依頼すればよかったのです。
そんな画期的だったAPSはデジタルカメラの普及とともに姿を消しました。
現像したAPSフィルム、どこを映したか思い出せなく…
今はデジタルカメラもあまり売れなくなりました。
高機能のカメラを内蔵したスマホが普及したためです。
逆に、若い世代を中心に従来のフィルム写真がちょっとしたブームになっています。
私が最寄りの写真店に現像を依頼したAPSフィルム。
今や特殊フィルムのため、店では現像できなく、仕上がりに2週間かかりました。
果たして、現像した写真にはアメリカと思われる光景が写っていました。
よく見ると、フィルムケースに「ニューヨークの文字」。
前半は高層ビル群があるのでニューヨークなのでしょうか?
でも、摩天楼の形がニューヨークよりしょぼく感じます。
後半は地方都市を思わせるのどかな街並みが映っています。
ただ、どんなに目を凝らしてもどこを映したのか分かりません。
こんな時、どうやって特定したらいんでしょうか?
かすかな記憶を手掛かりにグーグルマップのストリートビューで心当たりを検索中です。
月日が過ぎた写真も私の心の中も、ちょっぴりセピア色。
思い出せない自分が何とも情けないです。(トホホ)
トホホのまとめ
20年前まで発売されていたAPSフィルム。未現像のものを自宅で発見 |
往時は進化したしフィルムとして売り出されたが、デジカメの台頭で消滅 |
現像したちょっとセピア色お写真の場所がはっきり分からない。アメリカだと思うが… |