日常生活

若者らにフィルム写真が静かなブーム

フィルムカメラの写ルンですが人気です

昨年末に自宅で未現像のフィルムを発見しました。

何が映っているのか気になり、カメラ店へ。

現像可能か尋ねると、女性店員はにこやかに答えたのです。

「今、若い女性らからのフィルム現像の依頼多いですよ」

レジ前に使い捨てフィルムカメラ「写ルンです」が山積みされていました。

この写ルンですを使う若者らの間でフィルム写真が静かなブームです。

なぜ? ブームの背景やフィルム写真の魅力について考えてみました。

アナログのフィルム写真には温かみがある

フィルム写真人気はインスタグラムと関係が深そうです。

2017年に新語・流行語大賞になった「インスタ映え」。

写真向きのさまなどを指す造語ですが、フィルム写真はインスタ映えします。

 

デジタル映像はきれいですが、無機質な感じがしませんか。

音楽で言えば、音質がクリアなCDです。

アナログのレコードは温かみのある音ですよね?

フィルム写真も、レコードと同じなんでしょう。

下は「鵜飼の松明」を映したフィルム写真です

インスタ映えで個性的な写真を狙った若者ら。

目を付けたのがフィルムの「写ルンです」だったのでしょう。

現像代は安くはありませんが、画質の柔らかみはデジタルでは出せません。

フィルムカメラ「写ルンです」、使い捨てではありません

「写ルンです」。機能的には使い捨てではないことをご存じですか?

カメラ店に現像を依頼すると、ネガフィルムとプリント写真しか戻ってきません。

だから、大部分の人は、使い捨てと思っているのでしょう。

 

技術さえあれば、本体は再利用可能です。

本体を壊さずに、フィルムを入れ替えられればですが…

カメラ内部には市販のフィルムが入っています。

もちろん、写真店に「現像後、本体を返してください」と頼んでも無理です。

カメラ業界では御法度ですから。

構造的には可能でも、素人が使いまわして、きちんと写真が撮れる保証はありません。

ブームの中、残ってほしいフィルム写真の文化

日本でフィルム売り上げのピークは1997年です。

総面積で約2010万平方㍍のフィルムが売れました。

新国立競技場182個分の面積です。

 

フィルム最大手の富士フィルムがデジタルカメラを初めて売り出したのが1998年。

それからフィルムの売れ行きは減り続けました。

現在、フィルムは売り上げは全盛期の1%以下です。

今やデジカメしか使っていない私が偉そうに言えません。

でも、フィルム文化は残ってほしいです。

15年前、愛用の一眼レフ・フィルムカメラをただ同然で売ってしまいました。

フィルム写真が静かなブームの中、手放さなければよかったと反省しています。(トホホ)

 トホホのまとめ 

フィルム写真が若者らの間でちょっとしたブームです
デジタルにはないアナログの映像がインスタ映え?
売れ筋の「写ルンです」。機能は使い捨てではありません
ABOUT ME
マービー55
50代で脱サラし、新たな生き方を模索中。文章を書くのは好きですが、ITにはめっぽう弱いアナログ人間。人混みが苦手なカントリーおじさんです。

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