断酒の生き方が若い世代を中心に進行
お酒は飲めるが、飲まない人が増えています。
左党の私からすれば、お酒を断つ人生なんて考えにくいのですが世間は違うようです。
20代ら若い世代を中心に飲酒離れがどんどん進んでいます。
考え方はクールです。
「お酒を飲まなくても人生は十分に楽しめる」
否定はしませんが、そこまでストイックに生きなくてもいいと思うんですが…
酒の消費量で明白、断酒の傾向
日本ではお酒の消費量は減少傾向です。
国税庁の調査結果です。
酒類の消費量はピーク時の1996年度は約966万㌔リットル。
2017年度は837万㌔リットルまで低下しました。
特にビールの消費量は大きく減っています。
1989年度は酒類全体の7割をビールが占めていました。
2017年度は3割にまで落ち込みました。
酒全体の消費量が減っている中、いかにビール離れが進んでいるか分かります。
サッポロビールが早期退職者を募集すると発表しました。
全社員2400人のうち、45歳以上の900人が対象です。
ビール業界4位で他社が売り上げを伸ばす第3のビールでも遅れをとっています。
個人的には大好きなビールなので頑張ってほしいですが、苦戦する実情が伝わってきます。
若い世代が断酒をけん引
アルコール離れをけん引しているのが若い世代です。
厚生労働省の調査結果です。
「ほとんど飲まない・飲めない」の割合を2007年度と17年度で比較しました。
20代男性が4割から5割へ。30代男性も約3割から4割に増えました。
1980年以降に生まれたミレニアル世代を中心に酒を飲まない生き方が浸透しています。
健康、節約、効率化志向を重視する世代です。
お酒はその3志向からみても、とてもコストパフォーマンスが悪いようです。
確かに、酒好きの私ですが、休肝日の翌日はすっきりした気分で目覚められます。
酔うのは快楽ですが、作業効率を考えると断酒は正当な考えでしょう。
お酒を飲まなくても人生は十分楽しめるんでしょうが、とてもクールな気がします。
断酒は和の文化を衰退させないか?
飲酒の習慣は、この国から消えていきつつあります。
喫煙と似ていますね。
サッポロビールに限らず、すべての酒造メーカーは戦々恐々でしょうね。
特に日本酒、焼酎などは、いわば日本の文化とも言えるほど奥深い味わいがあります。
このままいけば、その文化は衰退するでしょう。
日本酒はお米のワインと考えている私にとって残念です。
和食を引き立ててくれる絶妙な飲み物と思うんです。
量をセーブすれば、健康を害さず、「百薬の長」にもなるでしょう。
今の時代、禁欲的にふるまうのは賢明でしょう。
左党の私が思うに日本の文化が衰退してしまうようで寂しい限りです。(トホホ)
トホホのまとめ
若者の世代を中心に酒を断つ生き方が浸透している |
健康、節約、効率化志向の高まりが背景にありそうだ |
断酒の進行は、日本酒などの和の文化を衰退させてしまわないだろうか |