原発事故を考えるならチェルノブイリへ行こう
ウクライナのチェルノブイリをご存じですか?
原子力発電所で1986年に爆発事故が起きました。
放射能が大量流出し、被害は世界でも最大規模のレベル7です。
惨事から25年後に起きた福島第一原発事故もレベル7。
立ち入り禁止が続く福島の現場には東電の許可なく近づけません。
原発事故の実態を知りたいならチェルノブイリに行くことをお勧めします。
英語のツアーに参加しチェルノブイリへ
チェルノブイリ原発はウクライナの首都キエフから約100㌔。
事故から30年以上を過ぎた今でも、福島同様、市民の立ち入りは禁止されています。
ガイド付き有料ツアーに参加すれば、被災地へ行けます。
ツアーは複数の会社が運営しており、日本語もあります。
ただし、日本語の日帰りツアーに1人で参加すると、最低10万円はかかるようです。
費用面で考えたら英語のツアーが手ごろです。
英語が苦手でも、一人旅ができるならさほど心配はいりません。
事前に学習していけば理解できるでしょう。
会社のサイトから予約し、現地に向かいましょう。
チェルノブイリツアーは余裕を持って現地へ
私は2016年7月にチェルノブイリを日帰りツアーで訪ねました。
利用したのはキエフにある以下の旅行代理店です。
当時参加料は1人76US㌦でしたが、現在は95US㌦からになっています。
私は放射線量計測器を10㌦払ってオプションで借りました。
料金は手付金50㌦を予約時にカードで振り込み、残りは参加当日に現金で支払いました。
日本からキエフへは直行便がないため、日程には余裕をもって臨んでください。
日帰りツアーは11時間はかかります。
キエフ到着翌日に参加するような日程は強行軍になります。
チェルノブイリの事故後30年の姿が分かる
ソロイーストのツアーの概要は以下の通りです。
- 午前8時にキエフ中心地の指定場所に集合しミニバスで出発。
- チェックポイントを通過し、廃炉作業が進むチェルノブイリ原発4号炉を外観から見学。
- 原発作業員のために築かれ、事故後見捨てられた街「プリピャチ」の廃墟を見学。
- ドライブインで遅いランチ?後、午後7時ごろキエフに戻る。
パスポート必携で、こんな日程です。
目を見張るのは事故後30年以上が過ぎた街の姿です。
二度と動かない遊園地の観覧車、教材が置かれたままの学校、観覧席が痛み放題の競技場…
まるで時計が止まったようなゴーストタウンは一見の価値ありです。
福島第一原発でもツアーを企画している人はいますが、内容には限界があるようです。
チェルノブイリのツアーはとても現実感にとんでいます。
参加者に「被ばくの責任は持ちません」とうたっているのは気になりますが…(トホホ)
トホホのまとめ
原発事故を考えるならチェルノブイリに行こう |
英語のツアーなら手ごろな値段で参加できる |
事故から30年が過ぎた現場は一見の価値あり |