露天商とじゃんけんし新年の運試し
もうすぐお正月。
三が日に初詣に行く人も多いのではないでしょうか?
参拝道沿いには露店が並んでいたりします。
中には、露天商にじゃんけんで勝てば2つもらえる水あめ屋などもあるでしょう。
私は、そんなとき新年の運試しに挑戦し、これまでかなりの確率で勝ってきました。
じゃんけんの勝率は3分の1ではない?
皆さんはじゃんけんで勝てる確率は3分の1と思っていませんか?
実はそうではないようです。
桜美林大学の芳沢光雄教授の研究結果がそれを物語っています。
研究は、学生たちが、延べ1万1567回行ったじゃんけんの結果の分析です。
グーは35.0%、 チョキは31.7%、 パーは33.3%になりました。
チョキは形が作りにくいのが少ない理由です。
つまり、1回目は、グーに勝てる 「パー」 を出すのが一番勝てることになります。
露天商のようにじゃんけん勝負に慣れしている人はこの〝法則〟を知っているのです。
水あめ一本100円。じゃんけんで勝てば1本おまけといったルールで挑みます。
物は水あめじゃなくても同じです。
私はこんな露天商のような〝セミプロじゃんけん師〟と10回以上、勝負してきました。
勝率は8割を超えていると思います。
ほとんどのセミプロは〝必勝〟のパーを出してくるので、チョキで勝負してきました。
「最初はグー」じゃんけんならパーを出そう
ただ、「最初はグー」で始めるじゃんけんの場合は話は別です。
ここにも、芳沢教授の研究結果がヒントになります。
じゃんけんであいこの場合、相手が2回続けて同じ手を出す確率は22.8%。
つまり、最初にグーを出したとしたら、続けてグーは出しにくくなります。
すると、チョキかパーが出やすいのでチョキを出せば負けません。
露天商はその〝法則〟も知っているのでグーを出すでしょう。
こちらはその裏をかいてパーで勝負するのです。
ただし、最初のグーは、1回じゃんけんをしたのとは厳密には違うので勝率は落ちます。
一般的な〝必勝法〟のルールでは、「あいこの場合、その手に負ける手を」です。
相手が2回続けて同じ手を出す確率は22.8%しかないのですから。
グーなら次はチョキ、チョキならグー、パーならグーで勝負しましょう。
相手を緊張、興奮させると、よりグーが出る
よく紹介されているじゃんけん必勝法の戦術はほかにもあります。
一つは、何もしなくても一番出る確率が高い「グー」を、より出させる方法です。
それは、急にじゃんけんを始めるなど、相手の緊張感を高めましょう。
人は緊張したり、力んだりしたりすると「グー」を出してしまう傾向あるようです。
露天商の人が「絶対勝つよ」とかあおってきたらしめたものです。
「最初はグー」をしなければ、相手はパーを出すと宣言しているようなものです。
自信を持って、チョキで勝負しましょう。
ほかにも、何を出すか宣言するのも相手を動揺させて有効と言われています。
相手は宣言通りに出さないだろうと警戒するので、結局、宣言通り出せば勝てるのです。
こんな露天商がいたら、その宣言通り出すと考えて勝負しましょう。
初詣でおみくじを引いて、一年を占う人も多いでしょう。
その帰り道、じゃんけん商法をしている露天商がいたらぜひ運試しを。
ただ、これまで私も負けたことはあります。
そんなときは、欲しくもなかった水あめをただなめるはめになって…(トホホ)
トホホのまとめ
初詣でに出かけ、チャンスがあれば露天商とじゃんけんゲームで運試しを |
一般の〝必勝法〟の裏をかいて臨もう |
実際は100%じゃんけんに勝てる方法はない。分かるのは一般的な傾向だけだ |
[…] 露天商にじゃんけんで勝つには…露天商とじゃんけんし新年の運試し もうすぐお正月。 三が日に初詣に行く人も多いのではないでしょうか? 参拝道沿いには露店が並んでい… […]