塩漬けマンゴーは日本に持ち込めます
海外で入手したマンゴーは、塩漬けすれば日本に持ち込めます。
生は、密輸しない限り、無理でしょう。
塩漬けしても、独特の酸味のある食感は楽しめます。
好みはあるでしょうが、食べるとやみつきになること請け合いです。
東南アジアを旅する機会があれば、ぜひ作ってお土産に持ち帰ってください。
塩漬けマンゴーではミバエの幼虫は生きられない
なぜ、生のマンゴーは日本に持ち込めないのでしょうか?
ミバエの幼虫が潜んでいる可能性があるからです。
日本で繁殖すると農作物に悪影響を与えるため、検疫で排除しています。
では、塩漬けにすると、なぜ、持ち込めるのでしょう?
幼虫が死ぬためです。
浅漬けのように十分に漬けてないものは虫が生きている可能性があり検疫で没収されます。
検疫に持ち込む際は、タッパーなどに入れて職員の許可を得なければなりません。
浅く漬け込んだものほど、生に近い食感は味わえます。
でも、没収されては苦労が水の泡となってしまいますので、よく漬け込みましょう。
塩漬けマンゴーはやみつきになる味
私は塩漬けマンゴーを元カンボジア人の女性から教えてもらいました。
彼女は毎冬カンボジアへ帰り、家の庭で育ているマンゴーで塩漬けを作って帰国します。
南国のカンボジアでは水さえあげれば、毎年、豊かな実をつけるそうです。
塩漬けマンゴーを食べさせてもらったときは感激しました。
もちろん、生とは違います。
でも、甘酸っぱい香りが果肉にほのかに残っていてやみつきになりました。
作り方は簡単です。
熟していない青い実の皮をピーラーでむき、実を5㍉ほどの厚さで三日月状に切ります。
同量の塩と砂糖をまぶして数時間、漬け込み、水が抜ければ出来上がりです。
砂糖をまぶさない塩漬けもポピュラーなようです。
青い実は漬け物にする目的もあって売られているようです。
漬けて加工し、冷蔵庫に入れておけば、1カ月はおいしく食べられるそうです。
生の果物を持ち込めば、検疫で没収
東南アジアは果物の天国です。
何も知らずに日本に持ち帰って検疫で没収されると泣きます。
私は20年ほど前、カンボジアを旅行した際に思い知らされました。
旅行中、ホームステイした家族から土産にフルーツの詰め合わせをもらいました。
日本の空港で没収され、現地の家族の気持ちを思い、非常に落ち込みました。
せめてマンゴーだけでも、塩漬けしておけば持ち帰れたでしょうが…
カンボジアでマンゴーを買えば、高価なものでも1個150円ほど。
日本だと、安くても1個2500円はします。
でも、高価な割には日本で食べるマンゴーは現地より味が落ちるような…(トホホ)
トホホのまとめ
塩漬けしたマンゴーは海外から日本に持ち込める |
生よりは、食感は劣るが、塩漬けでもマンゴーの甘酸っぱい風味は楽しめる |
作り方は簡単だが、よく漬け込まないと、検疫で没収される危険がある |