訪ねて実感、アウシュビッツは個人見学可能
世界遺産・アウシュビッツ博物館は個人見学が可能―。
それが分かったのは、2016年6月に旅行で現地を訪ねた後でした。
観光案内所の情報を〝うのみ〟にしたのが間違いでした。(トホホ)
アウシュビッツは負の世界遺産
アウシュビッツはポーランド南部の古都クラクフの郊外にあります。
正式には「アウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所」。
第二次世界大戦中、ナチス・ドイツがユダヤ人らを大量虐殺した場所です。
この負の歴史遺産を一目見ようと、多くの旅行者が世界中から集まってきます。
私もその一人でした。
見学予定日の前日にクラクフの観光案内所を訪れたときです。
行き方を気軽に尋ねたとき、案内所の女性から笑顔が消えました。
「ガイドツアーに参加しないの?」と女性はしつこく聞いてきます。
「参加しないと、アウシュビッツに入れないの?」と私。
窓口の女性は「入れるかもしれないが、保証できない」と答えました。
私は戸惑うばかりでした。(トホホ)
アウシュビッツを見学するならツアーで
窓口の女性によると、入場制限していて、ツアー客が優先されるとのこと。
一日中、ツアー客は訪れるので、確実に見学したいならツアーに参加してというのです。
私は焦りました。
予定日に見学できなければ、旅程の都合上、あきらめざるをえなかったからです。
「では公式ツアーに参加するにはどうすればいいの?」
私は観光案内所の女性に尋ねました。
女性からは公式サイトのアドレスを教えられました。
予約は入れたものの
予約済みチケットの印刷が必要とのことで近くのネットカフェへ向かいました。
前日のせいでしょう。
ガイドツアーで空きがあったのはドイツ語だけでした。
ツアー料金は10ユーロ(約1300円)です。
せめて英語のツアーの方が良かったけど、満員なら仕方ありません。(トホホ)
ちょっと意地悪ですが、ドイツ語ツアーに興味がわきました。
「ドイツ人はどんな気持ちでこのツアーに参加するのか?」
ツアーの言語名にGerman(ジャーマン)と書かれたチケットを印刷。
観光案内所の女性に紙を見せると、「グッド」と笑顔が返ってきました。
私は戸惑いました。
私はドイツ語をほとんど解しません。
チケットはアウシュビッツへのツアー参加許可証以外、何の役に立ちません。
そう思うと、1300円と言え、私にどれほどの意味がある購入なのか?(トホホ)
とにかく、行ってみることにしました。
その体験を基にアウシュビッツは個人見学も可能と実感できたのです。
詳細は次回につづります。
(「中」に続く)
トホホの教訓
観光案内所は便利だが、格安旅行者の見方になってくれるとは限らない |
格安旅行をするなら現地で最新で正しい情報収集をすべき |