翻訳機に頼らず、意義深い旅を
人工知能(AI)の発達で性能がどんどん高まっている翻訳機。
人気機種だと、百以上の言語に対応している。
海外旅行には心強い味方だ。
ただ、より意義深い旅をしたいのなら翻訳機には頼らないほうがいい。
心(誠意)が通じなければ、薄っぺらな旅行になってしまう。
トラブルの際、翻訳機があれば安心だ
海外旅行では、翻訳機は便利だ。
携帯電話の翻訳機能を使っている人も多いのでは。
最近はAIの浸透で性能がよくなり、かなりの専門的な会話も可能になってきている。
翻訳機さえあれば、旅の途中、困ったことがあれば強い味方になる。
簡単な英会話でも理解できない相手とも会話ができる。
病気や事件事故などのトラブルになった際はむしろ必携のアイテムだ。
ただ、翻訳機ばかりに頼った旅は味気なくなる。
最初は外国人と対話ができて感激する人もいるだろう。
そのうち機械(機能)だけではきっと物足りなくなる。
感謝や感激を表す会話は翻訳機は避けたい
日本であろうが海外であろうが、コミュニケーションの原点はあいさつだ。
「おはよう」「こんにちは」「さよなら」「お元気ですか」
最初は翻訳機で学んでも、相手にはじかで伝えなければあいさつの意味がない。
あいさつだけではない。
「ありがとう」「おいしい」「好きだよ」
こんな言葉は自分で話さなければ心が伝わらない。
もうちょっと、複雑な会話でも感謝や感激を表す会話は翻訳機は避けたい。
旅の楽しみの一つが買い物だろう。
「いくら(ですか)?」「高い!」「まけてください」は自分で発しなければ…
簡単な数字やお金の単位も覚えて、買い物するとより楽しくなる。
深く理解し合えれば、より印象深い旅に
翻訳機はもちろん、携帯電話すらない時代の海外旅行のお供は辞書。
英語、フランス語などの5カ国語の会話集なども人気だった。
簡単な英会話ができるかどうかも致命傷になりかねい時代だ。
かつての私も含め、好奇心旺盛な若者らは勇んで旅に出た。
英語が苦手でも、ジャスチャーをしたり絵を描いたり…
苦労した分、相手に自分の意図が通じたときは感激した。
異文化でも同じ心を持つ人間なんだと…
翻訳機があっても、まず自らコミュニケーションをとろうとする努力は大切だ。
慣れてくると、相手の目つきや挙動から本心を見抜けるようになる。
その上で、理解し合えれば旅に対する印象はとても深くなるに違いない。
ただ、無理すると誤解を生むこともあるので、技術を頼ることも必要だが…(トホホ)
まとめ
多言語に対応している高性能の翻訳機は便利だ |
あまり頼りすぎると意義深い旅はできない |
コミュニケーションの原点はあいさつだ |
簡単な会話は自分自身で覚えて話そう |
それが異文化理解にも通じる |