内定辞退は自分の言葉で伝えよう
就職活動は学生が有利な売り手市場が続いています。
内定を複数もらえた学生の中には、辞退したい企業への連絡ができない人が多いようです。
上手な断り方を指南する「内定辞退セット」が売れています。
就活は会社とのお見合い、恋愛のようなもの。
マナーをわきまえた上で内定辞退は自分の言葉で表現したほうが誠意が伝わると思います。
内定辞退は早いほうが、相手の企業のためになる
なぜ、内定辞退の連絡で悩む学生が多いのでしょうか?
波風立てないコミュニ―ケーションを保ってきた日本人の気質とも関係があります。
断ったら相手に悪いとの気持ちが働くからだと。
内定をもらった企業でインターンシップを経験したりするとなおさらですよね?
もし、中小企業なら社長と接する機会もあるかもしれません。
懇意にしてもらった社長らに断りの連絡をしにくいのは誰でもそうでしょう。
でも、いたずらに辞退の連絡を引き延ばすのはかえって相手に対して失礼になります。
相手は、辞退が早く分かれば、新たな人材獲得へ移れるでしょう。
連絡が遅くなれば、その分、辞退する企業の時間を奪ってしまいます。
辞退の連絡を早くしたほうがいいのは自分と相手企業とのお互いのためになります。
内定辞退の指南セット売れています
頭の中では分かっていても内定辞退に踏み出せない学生たちも。
支持されているのが「内定辞退セット」です。
文具メーカー「日本法令」が550円(税込み)で販売しています。
手紙の書き方や電話のかけ方などを指南しています。
手紙の書き方では、例文を付属の便せんの下に置いてなぞります。
辞退する企業への手紙を常識的な表現で美しく書けます。
「絶妙な断り方の技術」「できる大人は、男も女も断わり上手」…
上手な内定の辞退の仕方を学べる本も書店には並んでいます。
指南情報はネット上にもあふれています。
内定の辞退の仕方に正解はありませんから、自分に合った方法で臨むべきです。
断るスキルは就職後のビジネスにも必要
就活は恋愛と似ているとよく言われます。
恋しい企業から交際OKの返事をもらうのが内定です。
複数の相手からラブコールをもらったらどうでしょう。
恋愛関係なら二股かけてしまいますか?
誠意のある人は、そんな行為をしませんよね。
交際を断らないことで、相手の時間や次の出会いのチャンスを奪うことになります。
断る際、失礼にならないようなマナーを心掛けるのは大切でしょう。
それ以上に重要なことは誠意です。
自分の言葉で表現しなければ、相手に誠意を示せないのではないでしょうか?
断るスキルは、就職後のビジネスでも必要になります。
当人はお悩みなのかもしれませんが、複数の企業から内定をもえる人がうらやましいです。
私は1989年のバブル経済時代に就活をしました。
当時も売り手市場でしたが、1社からしか内定はもえませんでしたから…(トホホ)
トホホのまとめ
就活で内定辞退の連絡ができない学生が多い |
手紙の書き方などを指南する「内定辞退セット」が人気だ。 |
内定辞退は早くしたほうが相手企業に対して迷惑にならない |
辞退の連絡は、マナーをわきまえつつ、自分の言葉で誠意を伝えよう |