キャッシュレスへの移行は時代の流れだが…
諸外国と比べるとキャッシュレス後進国と言われる日本。
まだまだ支払いは「現金のみ」というお店も目立ちます。
カードやスマホでの決済を好む人には悩ましいことでしょう。
現金を持ち歩かないで済むキャッシュレスサービスは便利。
盗難、紛失のリスクも減り、個人情報の漏洩さえなければ安全です。
今後、日本では間違いなくキャッシュレス化の動きは活発化するでしょう。
消費税増税では、キャッシュレス決済で5%還元。
東京オリンピックも近づいています。
政府も「後進国の汚名返上を」とばかり旗振り役を買って出ています。
この国から、今後、現金決済は減っていくでしょう。
そんな流れでも、この国には拝金主義が根強く残っています。
日本の文化といっても過言ではないでしょうか。
現金決済への信用度はまだまだ高いのです。
キャッシュレス化の流れに私は一抹の寂しさを感じています。
中国でも進んでいるキャッシュレス化
先日、ブログで「日本で両替えできない古い人民元も中国に行けば使える」と書きました。
それは、日本に支店を出している中国系銀行の行員から聞いた話です。
「日本の日銀に当たる中国人民銀行なら間違いなく新札に換えてくれるでしょう」
その行員の余談に興味を持ちました。
「でも、中国ではキャッシュレスが進んでいるので現金は使いにくいですよ」
確かに小物を売る商店でもQRコードを掲げている光景をよくテレビで見ます。
高額な現金で払おうとしたら「お釣りがない」と断られるかもしれませんね。
中国のキャッシュ決済化率は6割程度とされています。
事実なら世界各国の中でもかなり高いレベルです。
ちなみに諸外国の中では、韓国は9割以上をキャッシュレスで決済している社会です。
日本のキャッシュレス化が遅れている理由とは
日本キャッシュ化決済化率は2割以下です。
諸外国の中ではかなり低いレベルです。
理由があります。
日本は現金への崇拝度が高いです。
治安が良く盗難のリスクが少ないことが理由の一つ。
偽札のリスクが低いこともあります。
ATMなどが普及していて、現金の入手も容易です。
世界の中でも貨幣の流通体制がしっかりしている国です。
キャッシュレス後進国ですが、安心して現金で売買ができるのは誇らしいことです。
落とした財布が現金入りで戻ってくる確率も世界有数では?
キャッシュレス化は便利ですが、個人情報を盗まれるリスクはあります。
それでも、高額のボーナスを支給している会社は皆、銀行振り込みでしょう。
でも、今どきでもボーナスを現金支給している会社もあります。
映画の寅さんのタコ社長のような経営者が「正月のモチ代ぐらいになるだろう」と一言。
現金でボーナスをもらった人は振り込みとは違った感激があるのでは。
日本の文化とも言えるこんな光景がなくなっていく社会を寂しく思うのです。(トホホ)
トホホのまとめ
現金を持ち歩かないで買い物ができる社会は便利だ。 |
国際的にみても、後進国の日本では、キャッシュレス化がどんどん進んでいくだろう |
現金決済が盛んなの日本の通貨が安全であるため。世界に誇れる文化が衰退してしまうかも… |