選抜高校野球大会の中止はうさん臭い
選抜高校野球大会が史上初の中止に決まりました。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けたものですが、国民的な行事なだけに残念です。
他のスポーツでも中止・延期が相次いでおり、仕方がないとの見方もあるでしょう。
冷静に考えると、主催の日本高校野球連盟(高野連)などの決断に納得できない点も。
中止決定には安倍政権などからの圧力がありそうで、うさん臭いです。
選抜高校野球の開催にけん制球
「感染拡大防止の観点から生徒の健康、安全を確保する対策を十分に講じてほしい」
萩生田文部科学相は、選抜の「無観客開催」について要請しました。
安倍首相による小中高への一斉休校要請に対抗した高野連へのけん制球では?
学校の一斉休校についても、首相は「最終判断は自治体に任せる」と話しました。
一見、合理的ですが、中身は責任放棄の丸投げです。
後で、父母らの休業補償の問題などが露呈しました。
政府の休校要請を受け、高校スポーツ界では柔道など競技の大会中止を次々決めました。
高野連だけは、球児を思い、選抜大会の開催にぎりぎりまでこだわったのです。
しかし、最後は首相らの強硬方針に屈してしまいました。
選抜野球大会は無観客なら開催可能だった
苦渋の決断をした高野連は責められません。
部活動の休止要請をする文科省らに逆らうことはできなかったのでしょう。
冷静に考えると、開催の余地はあったのではないでしょうか?
全国の学校でも休校せず、通常通り授業、部活動を実施している学校もあります。
安倍首相らの要請から2週間以上が過ぎましたが、問題は起きていません。
地方自治体のトップが覚悟をきめて運営を続けているからです。
そもそも、新型肺炎の問題は高齢者にとって深刻です。
体力がある高校生が万一感染しても重症化するリスクは極めて低いのです。
無観客で実施し、感染が確認されれば中止するといった運営法は可能だったでしょう。
選抜を中止にすれば、首相はコロナ対策をアピールできる?
そもそも無観客にこだわる必要さえ、なかったと思います。
甲子園は「換気の行き届いた」屋外競技です。
細心に注意すれば、人の密度の濃さや近距離での会話も防げたはずです。
そこまで神経質になる必要があるなら、なぜ東京マラソンはできたのでしょう?
一般参加のレースは中止されましたが、エリートランナーのレースは実施。
沿道では多くの市民が声援を送っていたのに何ら問題視されませんでした。
選抜大会は、観客席に応援団や部員、家族らを入れても開催できたのではないでしょうか?
客同士が離を保てばですが…
安倍首相は、後手後手のコロナ対策をアピールするため人気の選抜を中止にしたのでは?
うさん臭い話はともあれ、選抜がないと私は春を感じられません(トホホ)
トホホのまとめ
選抜高校野球が中止になった。コロナ対策に腐心する安倍首相らの影響もありそうでうさん臭い |
選抜中止には、文科相らからの圧力がじわり効いたのだろう |
体力のある高校球児だけの無観客開催なら、深刻な問題にはならなかったはず |
屋外の甲子園なら、特定の観客を入れも開催できただろう |