猛暑の沢登りは快感だが、山ヒルには留意を
猛暑にオトナの涼を満喫するなら沢登りがお勧めだ。
滑落や転倒などにはくれぐれもご用心。
意外に見落とす被害が山ヒルだ。
死ぬことはほぼないが、吸い付かれたら不快極まりない。
極上の涼を楽しむために山ヒル被害を逃れる方法を確認しみた。
沢へのアクセスは日当たりのいい河原伝いに
沢登りに限らないが、冬場以外の中山間部の登山ではヒルに襲われることがある。
特にヒルが活発に動くのが夏場。
湿っている日陰の草むらや落ち葉の下など大好きだ。
ドバミミズの生息域と似ている。
沢登りのヒル対策で一番、気をつけたいのは沢までの道だ。
湿った草をかきわけて近づいたら襲われる可能性は高まる。
できれば、沢へは日当たりのいい乾いた河原伝いにアクセスしたい。
沢の中に入ってしまえば、襲われることはまずない。
急流の水場にはいない。
群れているのは沢周辺の草場などだ。
沢への途中、一服するなら乾いた場所で
山ヒルの被害を防ぐ基本は肌を露出しないことだ。
地面から這い上がってくるので、厚手の靴下をズボンの上にコキ上げる方法も有名。
時には頭上の木の葉から落ちてきて、首などにたかることもある。
でも、用意周到にヒル対策をし過ぎると沢登りは楽しめない。
沢登りの楽しさは澄んだ水と触れ合うことだ。
あまり重装備だとヒルは防げても、沢登り自体が楽しめなくなる。
ヒルは動いている人よりも止まっている人間に襲い掛かかりやすい。
沢までの途中、木陰で一服している際などが危険だ。
休息するなら、草や落ち葉が少ない乾いた場所を探そう。
山ヒルを恐れ過ぎては沢登りの快感は得られない
山ヒルに吸い付かれても痛みを感じないのがやっかいだ。
ただ、ヒルの被害に遭っても死ぬことはほぼない。
決して慌てないで対処しよう。
血を吸われている最中なら無理に引きはがしてはいけない。
傷跡が大きくなるからだ。
塩などを振りかけるとナメクジのように縮れて皮膚からはがれ落ちる。
その後、傷口を消毒しよう。
毒蛇のように超危険とまでは言えない山ヒル。
それでも、被害に遭えば不快になることは間違えない。
自然を楽しむには多少のリスクはつきもの。
ヒルには襲われたくないが、純度の高い自然と戯れるには仕方ない面も…(トホホ)
まとめ
沢登りでは山ヒルの被害に気を付けたい |
山ヒルは沢の中にはいないので襲われるのは沢へ向かう途中だ |
沢へのアクセスは日当たりのいい乾いた河原伝いがベスト |
山ヒル被害から逃れるにはできるだけ肌の露出をしないことだ |
ただ、極度に恐れて重装備で臨んだら沢登り自体がは楽しめない |