三陸鉄道に青春18切符の割引はありません
JR全線の普通、快速が一日乗り放題の青春18きっぷ。
鉄道好き、旅行好きには重宝する切符です。
ただ、JRではない三陸鉄道(三鉄)には使えないばかりか、割引サービスもありません。
実は割引サービス、東日本大震災前まではありました。
その情報がいまだ、ネットにアップされています。
知らずに電話し私のように恥をかかないためにも、正しい情報を得てから旅に出ましょう。
三鉄、青春18きっぷ割引は震災前まで
三鉄は、岩手県内の三陸海岸を縦断する第三セクター。
大震災前では、宮古ー久慈間の北リアス線と盛ー釜石間の南リアス線に分かれていました。
震災後、宮古ー釜石間を結んでいたJR山田線を統合、盛ー久慈間が一路線になりました。
この南北リアス線の時代に販売されていたのが「三鉄1日とく割フリーパス」です。
当日の日付けが入った18きっぷを提示すれば、三鉄の割引切符が買えました。
南北別に全線片道運賃の半額程度で乗り放題のサービスでした。
震災後にフリーパスはなくなりましたが、旅のブログなどには掲載されたものも。
冷静に考えれば、南北リアス線の料金で掲載されている内容は変だと思えます。
でも、三鉄について詳しく知らない人には分かりにくい気もします。
三鉄の本社に問い合わせ反省
三鉄のホームページhttps://www.sanrikutetsudou.com/を見てみます。
一日フリーパスなどさまざまな割引切符はあります。
ただ、青春18きっぷの関連商品はありません。
念のため、三鉄本社に電話してみました。
「青春18きっぷでの割引? 9年前の震災前までありましたが…」
担当者は、少しいらだった様子で答えました。
昨秋の台風19号で釜石ー宮古間で電車が走れなくなり、今春、全線開通したばかり。
大震災後に再スタートした三鉄の経営は厳しいでしょう。
頑張って運行を続けているローカル鉄道の雄に失礼な電話をして情けないです。(トホホ)
三陸鉄道には青春18きっぷの割引サービスはない |
東日本大震災前までは南北リアス線で割引パスがあった |
念のため本社に問い合わせて、青春18きっぷとの割引サービスはないことを確認 |