釣り竿が抜けなくなっても冷静に対処を
釣りを始めようと竿をつないだ途端、固まって動かなくなってしまうことがある。
このままだと、糸を通す穴が微妙にずれていて釣りにならない。
かりに釣りはできても、このまま帰るのは…
焦、焦、焦…
どうすればいいのか?
竿の膨張率を念頭に入れて、試してみれば簡単に解決できることも。
大切なのは、冷静に対処することだ。
継竿が抜けなくなるのは不思議ではない
本格的な投げ釣りでは、継ぎ竿に定評がある。
3本継ぎの竿だと1本が1㍍50㌢近くはあるが、飛距離は抜群だ。
竿をつないだときに時たま、トラブルが発生する。
つなげた竿同士ががっちり固着し、動かなくなってしまう。
ほんのちょっとしたことで起きる。
竿がガッチリつながってしまい、うんともすんとも動かない。
実は特別なことではない。
ぴったり合うようにデザインされているのだ。
がっちりはまってしまうレベルに達していなければ安価な竿だ。
熱による竿の縮小率を利用しよう
完ぺきではないが、固着を解消する方法はある。
太い方の竿のつなぎ目は温め、細い方は冷やせべいい。
カーボーンは温めると膨張し、冷やすと縮小する。
この特性を利用しよう。
太い方の竿を温めるにはどうしたらいいか?
屋外なら簡易カイロが重宝する。
太陽光で温めてみる手もある。
熱湯をかけたり、ドライヤーが使えるならより効率的だろう。
細い方は冷やしてみよう。
コンビニで氷を入手して、継ぎ目に当てる方法が一番簡単だ。
氷ほど効果はないが、水道水で冷やしてもいいだろう。
外側の竿を温め、内側を冷やそう
とにかく外側の竿を温め、内側を冷やすことだ。
カーボンの膨張率を考えれば理にかなっている。
どちらか一方を試しても効果があるかもしれない。
以上の方法を試みてみても竿が抜けない、動かないことはある。
原因は断定できない。
固着したときに水が入ってしまったり、砂がかんでいたりすればがっちり固まってしまう。
その場合は、無理にガイドなどに力をかけ、竿を壊してしまったら元も子もない。
釣具店を介して専用器具を備えているメーカーに依頼しよう。
費用は2000円ほどなので、新たな竿を買うよりは安くすむはずだ。
まとめ
つないだ釣り竿が抜けない、動かない |
特別なことではなく、冷静に対処しよう |
カーボンの膨張率を利用しよう |
外側の竿を温め、内側の竿を冷やそう |
自助努力で無理ならメーカーに依頼しよう |