横綱らがすぐ休場する大相撲はつまらないです
最近の大相撲、横綱をはじめ力士たちの休場が目立ちますよね。
初場所も早々に白鵬、鶴竜の両横綱がけがで休場しました。
本命不在の中、優勝争いは混戦で見ている人にはおもしろいでしょう。
でも、格付けがあってないような現在の相撲界の姿は異常でしょう。
本物のスターがいない大相撲は魅力が失せ、人気が陰ってしまうのでは…
平成の若貴時代のような盛り上がりはもう二度と来ないのでしょうか?
綱取りまで期待する若手力士らが、けがで昇進ついえ
3横綱2大関が休場した2017年の9月場所は記憶に残っている方も多いのでは?
横綱(白鵬、稀勢の里、鶴竜)、大関(高安、照ノ富士)が当事者。
いずれもけがが理由で、角界史上99年ぶりの珍事でした。
横綱に限らず、増える力士の休場問題がここ数年、話題になっています。
「これは大関、横綱も夢じゃない」と期待できる若手力士は登場します。
昇進をかけた場所に限って、けがなどで調子を落とし夢ついえていきます。
頑張って大関に昇進できても、その後、横綱に近づくどころか安定した強さを保てません。
今、横綱に一番近いと言われている貴景勝もそうでしょう。
最近、関脇に陥落する大関は多いですが、貴景勝も経験者です。
白鵬にも力にかげりがみえ、今のままでは強い横綱は出てきそうもありません。
横綱どころか、大関の座を長く堅持する力士すらいない時代です。
横綱になれても、稀勢の里のように力を出せないまま引退したケースもありました。
大横綱が生まれない原因は力士のけがの多さに?
大横綱が生まれそうもない背景には、力士たちのけがの多さが関係していそうです。
理由は次のようなことが言われています。
- 力士の肥大化
- 巡業などの多忙さ
- 筋トレを重視した訓練法
幕内力士の体重は増え続けています。
平成元年(1989年)の147.4キロから現在は166㌔に。
この体力アップへの無理な体重増加がひざなどを傷める原因になっています。
本場所に加えて開催されている地方巡業の影響もありそうです。
2002年は年間37日間だった年間巡業日数は2003年に64日間にアップ。
その後も増加傾向を続け、2019年は79日間ありました。
その分、力士は体力を酷使されています。
肥大化する体を支えるために練習法も最近は筋トレが盛んです。
四股を踏むなどの相撲の基礎的なけい古がなおざりにされています。
四股は究極の股関節柔軟化ストレッチといわれ、けがの防止にも効果が高いです。
このように現在の力士はけがを負いやすい環境に置かれています。
これでは、真に強いスター力士が生まれないわけです。
勝負の決着が早い相撲は大好きなスポーツ。
ポスト白鵬の先が見えない今、今後、相撲文化が廃れないか心配です。(トホホ)
トホホのまとめ
強い横綱不在、混戦の角界はおもしろいだろうか? |
力士に目立つけが。昇進の場所にも大きく影響していそう |
力士の肥大化などがけがの原因に。真のスターが生まれにくい時代、このままでは相撲文化は廃れないか心配 |